有機食品の各規格について

有機農産物

■原則
農業の自然循環機能の維持増進を図るために、化学的に合成された肥料および農薬の使用を避け、土作りや地力の向上を心がけ、環境への負荷を配慮した栽培管理方法により栽培された農産物です。山菜など採取する場合は、採取場の生態系に支障を生じない方法により採取することが求められます。

■対象
米穀、麦類、雑穀、豆類、野菜、果実、樹木の花(桜の花など)、葉(茶、桜、柿、ホウバの葉など)、食用の種子(ゴマ、ひまわりなど)、きのこ。

■ほ場(畑、水田)の管理
周辺から化学的に合成された肥料及び農薬などの使用禁止資材が飛散しないように明確に区分されている必要があります。化学合成農薬、化学肥料を過去3年以上(単年生作物は2年以上)使用していないことが条件です。また、1年以上化学合成農薬、化学肥料を使用していない場合は転換期間中有機農産物として格付することが可能です。
 栽培期間中も化学合成農薬や化学肥料を使用してはいけません。作物が健康に育つようにその土壌や気候、環境に適した作目や品種を選定します。被覆植物(保水・除草対策)、防虫用のネット、天敵生物(カエルやクモなど)、あいがも除草などを利用することで病害虫の被害を抑えます。

■収穫、出荷など
 非有機農産物(一般の農産物)と混合しないように保管・調製場所を区分し、殺虫剤などの使用禁止資材による汚染がないように管理します。有機農産物として格付し出荷した数量を記録し、一定期間以上保管することが求められます。

■参考サイト(有機食品の検査認証制度)
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html

有機畜産物

■概要
有機飼料を給与され、動物医薬品の使用を避けられて飼育された家畜を認定する基準です。
その家畜は生理学的及び行動学的要求を尊重されており、畜舎や飼育場は1頭あたりの最低面積が規定されています。

■家畜や家きんの種類
牛、馬、めん羊、山羊、豚、鶏、うずら、あひる、かも(アイガモを含む)、だちょう
肉はもちろん、鶏の卵や乳牛の乳も対象です。

■有機飼料
牧草や穀類などから成る有機飼料は化学的に合成された肥料および農薬の使用を避けて栽培されたものに限ります。有機飼料も第三者機関によって認定を受けてなければなりません。

有機加工食品

■原則
有機農産物・有機畜産物・有機加工食品を加熱・発酵・冷凍などの物理的または生物の機能を利用し加工したもので、化学的に合成された食品添加物および薬剤の使用を避けて生産されたものです。

■原材料
水と食塩を除いて、95%以上が有機農産物・有機畜産物・有機加工食品であること。遺伝子組換え技術を使用してはいけません。

■施設
原料の受け入れや加工時、また保管の際に他の農産物が混合したり、使用禁止資材によって汚染される恐れがないような管理ができる施設が求められます。