ノウフクJAS認証の仕組み

ノウフクJASとは

ノウフクJAS認証の概要

「農福連携(ノウフク)」は、農業と福祉の連携により、それぞれの課題の解決を目指す仕組みです。

農福連携に取り組むことで、障害者等の就労や生きがいづくりの場を生みだすだけではなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。

2019年に新しいJAS(日本農林規格)として「障害者が生産行程に携わった食品の農林規格」が制定されました。「農福連携(ノウフク)」により生産された生鮮食品とその加工・流通に関わる事業者を認証する仕組みです。
障害者が主体的に携わって生産した農林水産物、またそれを原料とした加工食品について、その生産方法と表示の基準を定めています。
ノウフクJAS認証を取得した製品にはノウフクJASマークを表示して販売することができ、消費者に製品を選んでもらう目印になります。

ノウフクJAS生鮮食品とは?

■生産の主要な工程に障害者が関わって生産された農林水産物のうち、未加工の生鮮食品にはノウフクJASマークを表示して販売することができます。

■大根・ニンジンなどの農産物、お米・大豆などの穀物、きのこなどの林産物、コンブ・ワカメ・お魚などの水産物、肉・乳などの畜産物を含みます。

■ノウフク生鮮食品の生産行程管理者は、その製品の生産に関して、どの部分に障害者が関わっていたのか、外部からの問い合わせに回答できることが必要です。

ノウフクJAS加工食品とは?

■ノウフク生鮮食品を原材料に一種類以上使用した加工食品は、「ノウフクJAS加工食品」として表示することができます。

■ACCISでは、特別栽培認証及び有機JAS認証ノウフクJAS認証の全ての認証が可能です。
通常は、各認証でそれぞれ年に1回の定期検査が求められますが、有機JASとノウフクJASの両方の認証ができるACCISでは、検査日程を合わせて行ったり、検査に関する共通部分をまとめて確認したりすることが可能です。

ノウフクJAS 規格

規格の詳細については農林水産省のホームページでご確認いただけます。
農林水産省のホームページ:
 https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/noufuku/noufuku_jas.html

ノウフクJASマークの表示について

生鮮食品の表示

ノウフク生鮮食品の場合、産地、品名等の食品表示の他に、以下の2点を表示します。(ノウフクJAS 4.1より)

1、“ノウフク”という用語
2、1 の用語の説明

加工食品の表示

ノウフク加工食品の場合、名称、原材料名等の食品表示基準に基づく表示に加えて以下の事項を表示します。(ノウフクJAS 4.2より)

1、“ノウフク”という用語
2、1 の用語の説明
3、ノウフク生鮮食品を原材料に使用している旨
  表示例:障害者が定植・収穫したにんじん使用      
  ノウフク生乳で作った牛乳      
  ノウフクホタテ使用
4、ノウフク生鮮食品及びノウフク生鮮食品と同一種類の原材料を合わせたものの重量に占めるノウフク生鮮食品の重量の割合 (原料にノウフク生鮮食品と同一種類の生鮮食品を使用している場合に限る)
  表示例:トマト(ノウフクトマト◯%使用)
   この商品に使用した鶏卵のうち障害者が生産に携わった鶏卵は◯割以上

ノウフクJAS 認証の流れ

農林水産大臣から登録された登録認証機関(株式会社ACCIS)が、ノウフク生鮮食品の生産行程管理者、小分け業者を認証します。
各認証事業者は自ら定めた内部規程に従って生産・加工・小分け及び記録管理を行います。

認証までの流れ

講習会(申請書付き)に参加して、ノウフクJASについて理解する
2 申請書類を作成、内部規程を作成する
3 内部規程にしたがって、試験運用を行う(約3ヶ月間)
4 認証機関に申請書を提出
5 検査員が書類審査を実施
6 内部監査を実施して、試験運用の問題点を改善する
7 実地検査を受ける
8 検査での不適合を改善
9 判定委員会で認証が決定

講習会の受講

講習会の開催についてはACCISまでお問い合わせ下さい。

ノウフクJAS認証 申請書の作成

ノウフクJAS認証の申請をご希望の方は、下記まで電話またはメールにてご連絡ください。

お問い合わせ・ご連絡先

■TEL:011-375-0123
■e-mail:top@accis.jp